手作り麺つゆ(2倍希釈)

がん治療中・治療後の料理|調味料(手作り麺つゆ(2倍希釈))

昆布やだしの風味のきいた麺つゆは、味つけに迷ったときに重宝する万能調味料。
麺のつけ汁、あえものはもちろん、水をプラスするだけで、煮物、炊き込みごはんなど、幅広く利用できます。

材料(2倍希釈用 約2カップ)

がん治療中・治療後の料理|調味料(手作り麺つゆ(2倍希釈))
  • 酒:1/2カップ
  • みりん:1/2カップ
  • しょうゆ:1/2カップ
  • 水:1カップ
  • 昆布(5cm角のもの):2~3枚・10g
  • 削り節:2カップ・20g

作り方

1

鍋に酒、みりんを入れて強火で熱し、沸騰したら中火にして約1分加熱してアルコール分をとばす。

がん治療中・治療後の料理|調味料(手作り麺つゆ(2倍希釈))

Point :

火加減は鍋底からふつふつと泡がたつ程度。アルコール分をしっかりとばして、うまみを引き出します。

2

しょうゆ、水、昆布、削り節を加えて、沸騰直前で弱火にする。あくをとり、約15分加熱する。

がん治療中・治療後の料理|調味料(手作り麺つゆ(2倍希釈))

Point :

ていねいにあくをとることで、雑味がとれ、おいしく仕上がります。

3

火を止め、ふたをしてそのまま冷ます。完全に冷めたら、万能こし器で濾す。清潔なびんに入れて、ふたをして冷蔵庫で保存する。

Point :

取り出した昆布と削り節は栄養たっぷりのふりかけにリメイク。昆布は細かく刻み、削り節とともに耐熱の皿に広げ、ラップなしで電子レンジ(600W)で4~5分加熱して乾燥させてから、フードプロセッサーで細かくします。冷蔵庫で1週間、冷凍庫で1ヵ月間保存可能です。

手作り麺つゆ保存期間

冷蔵庫に入れて約2週間。それ以上おくときは1週間ごとに加熱してください。

手作り麺つゆ(2倍希釈)の割り方

2倍希釈とは、麺つゆと水を1:1の割合で希釈すると麺の「つけ汁」になるというものです。麺つゆは商品によって濃さが異なるので、市販品を使うときはパッケージの表示を参考にしてください。

料理 麺つゆ
(2倍希釈)
麺のつけ汁 1 1
麺のかけ汁 1 3
丼もの 1 2
煮物 1 3〜4
鍋物、おでん 1 4〜5

作ってみました!

手間をかけただしが、自然でおいしく出来ました。味覚障害のある方には、味の濃い、薄いで食べやすさが一人ひとりで異なるようですので、希釈するめんつゆを使って、自分で食べやすく微調整するのもいいですね。

がん治療中・治療後の料理|沢井 紀子先生

沢井 紀子 先生

(薬剤師)

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