心に効く本
気持ちが落ち込んだ時、なんとなく元気が出ない時に、心に効くおススメの本

わたしと小鳥とすずと ―金子みすゞ童謡集
金子みすゞ(著)、JULA出版局、1984年
詩人・金子みすゞが残した512編の作品から、60編を厳選した童謡集。
表題作『わたしと小鳥とすずと』の「みんなちがって、みんないい」というフレーズが有名です。どの作品も、作者の透明感のある純粋な感性と温かく優しい目線に、胸を打たれます。1984年の初版以来、小学校国語教科書にも多く採用され、子どもから大人まで愛され続けているロングセラーです。

恵みのとき−病気になったら
晴佐久 昌英、サンマーク出版 、2005年
全国の患者やその家族、医療関係者から支持された一篇の詩「病気になったら」が、心にしみこむ絵とともに綴られた本。詩作の背景を綴った「泣いていいよ」も併せて収録。やさしく温かなメッセージは、透き通った水のように心を潤し、安らぎと恵みのときをもたらしてくれます。

ぼくにもそのあいをください
(絵本の時間)
宮西 達也(著)、ポプラ社 、2006年
絵本界のベストセラーシリーズの一冊。この世の中は力があるものが勝ち。力の強いものが1番なんだ。そう信じていたティラノサウルス。小さな子どもたちの素直で優しい気持ちが、そんな彼に本当に大切なことは何かを教えてくれます。心温まるストーリーは、世代を超えて大人の心にも感動と温かさが伝わります。

Tomorrow−ステキな明日はきっと来る
(ブルーデイブックシリーズ)
ブラッドリー・トレバー グリーヴ(著)、竹書房 、2004年
心がくもる日だってある。大丈夫、きっと明日は晴れるはず。ゆかいな動物写真と、心癒されるユーモラスなメッセージを組み合わせたモノクロ写真集。本のタイトル通り、落ち込んだ日(ブルーデイ)にページをめくれば、ほのぼのとした動物たちの表情に、ホッと心がなごみます。