2. ヘアメイク編
「医療用のウイッグは、選択肢が少ないし、高額…」
(アンケート結果より)
化学療法の副作用で髪の毛が抜けてしまった場合は、ウイッグを使用される方が多いと思います。地肌に直接かぶっても大丈夫なように内側の素材にこだわったりと、医療用ウイッグを販売するメーカーは徐々に増えています。しかし、美容院やデパートのウイッグ売り場では種類が限られてしまっていたり、インターネットでは多くの種類が見つかるものの、試してみることができないため、自分にピッタリ合うものを見つけるのが難しい…。
しかも、医療用のウイッグは医療割引があったとしても高額です。アンケートでは、最も多かった購入価格が「2万5,000円以上5万円未満」で、10万円を超えたという人も、決して少なくありませんでした。なかには、「20万円以上するウイッグを購入したものの、ほんの一時しか使わなかった」という方も。
治療の副作用で脱毛しても、いずれ髪の毛は生えてきます。一生使うものではないのに、そんなにお金をかけることはできないと、感じている方も多いのではないでしょうか。
こだわるなら自分にピッタリ合うウイッグをオーダーメイドすることもできますが、もっとお手ごろにすませることも可能です。
インターネット、通販を賢く使う
デパートのウイッグ売り場で既製のファッションウイッグを購入したり、インターネットで比較的安価なものを探したり、ネットオークション、セール品を活用したりすると、値段を抑えることが可能です。

ウイッグと帽子の併用でカバー
ウイッグだけではどこか不自然…という方は、帽子やバンダナなども併用し、カバーするのも一つの方法です。また夏場のウイッグはどうしても暑くなってしまいます。そのためウイッグなしでバンダナや帽子だけで過ごしたという方も少なくありません。
帽子に部分ウイッグや付け毛を縫い付けて額やえり足から毛をのぞかせると、驚くほど自然な印象に。自分だけのオリジナルを考えたり、工夫次第で自然におしゃれに演出することができます。

先輩からのアドバイス
- ・ネットショッピングで安いウイッグを購入し、行きつけの美容院で自分に合わせてカットしてもらった!
- ・帽子とつけ毛をたくさん集めてバリエーションを楽しんだ!
「抗がん剤治療の影響で肌がくすんでしまった…」
「いずれは生えるとわかっていても、
眉毛やまつ毛がないのはツライ」
(アンケート結果より)
髪の毛だけではなく、眉毛やまつ毛の脱毛、肌のくすみなども気になりますよね。でも、気になる部分はメークでカバーすれば大丈夫。便利なアイテムを使いながら、メークでよりきれいに、元気になりましょう。
肌のくすみはファンデーションやチークでカバー
治療の副作用で肌のくすみが気になる人のための専用の化粧品も登場しています。また、専用コスメを使わなくとも、カラーコントロール効果のある下地クリームを使う、チークの色で血色をアップするなど、メークの仕方でくすみをカバーし健康的にみせることは十分可能です。
サングラスや帽子でカバー
眉毛やまつ毛の部分が目立たないように、サングラスをかけたり、帽子をかぶったりしてうまく隠したという方も。サングラスや帽子は、抜けたまつ毛の代わりに目を保護するという意味でも役立ちます。
眉テンプレート、落ちないアイブローを使ってみよう
眉毛が脱毛してなくなると、どこから描けばいいのかわからず、きれいに描くのが難しくなります。そこで、眉を描くのが苦手な人のための「眉テンプレート」を使ってみてはどうでしょうか。いろいろな形があるので、自分に合う眉の形を探すことができます。また、落ちにくいウォータープルーフタイプのアイブローを使ったり、治療がスタートする前にアートメークの施術を受けたという方も。メイクに関しては、便利グッズがいろいろ出ていますので、試してみましょう。

「検査や治療でムダ毛処理をしていない脇を人目にさらさなければいけないのが恥ずかしい」(アンケート結果より)
脱毛クリームや脱毛器など肌に優しいものを!
脇のリンパ節を切除した場合、感覚が鈍くなることがあります。その場合、カミソリを使った処理は危険です。女性用電気シェーバーや脱毛器などの肌に優しい器具を使ったり、脱毛クリームで処理する、または頻度を落として目立つところだけにするなど、なるべく安全な方法で行いましょう。

先輩からのアドバイス
- ・ムダ毛処理は、パートナーに協力してもらった!
- ・肌の乾燥を抑えるために化粧水やクリームで保湿に努めた!
- ・抗がん剤治療を始める前にアートメイクで眉を描いておいた!
- ・流行の付けまつ毛をいろいろ試して楽しんだ!
顔色を明るく見せるポイント!
コントロールカラーをうまく使おう!
グリーン系 | 肌の赤みをおさえる |
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イエロー系 | 肌のくすみをおさえる |
ブルー、パープル系 | くすみをおさえ透明感を与える |
ピンク系 | 肌の血色が悪いとき |
オレンジ系 | 目の下のクマなどを目立たなくする |

※塗る量は、少量をムラなく塗ること!くれぐれも塗りすぎないようにする。
コツは、ポンポンと指でたたきこむように肌になじませること。
- ・チークは自然な発色で、肌色に近い柔らかい色を選びましょう。
- ・口紅を塗ったあと、リップグロスを唇の中心にプラスすると元気な印象に。