ファッション・ヘアメイク編の調査概要
ファッションもヘアメイクも、女性にとって日々の生活に彩を与えてくれるものです。「乳がん患者さん400名の生活ニーズ調査」からは、「専用のブラジャーの選択肢が少ない」「着られる服が極端に限定されてくる」「ノースリーブの服が着られない」など、ファッションにまつわる悩みを経験した人がとても多いことがわかりました。
また、「温泉に行きたくとも行けない」「プールや海に行きたくとも行けない」など、“見た目”の問題から行動が狭まってしまうことも、乳がん経験者にとって切実な悩みとなっています。
病気そのものや治療の影響によって、ファッションが限られたり、美容的なダメージがあったり、ということは乳がん体験者である私自身も数多く経験しました。しかし、ちょっと発想を変えてみる、工夫を加えてみる、といったことで解決できる問題もたくさんあります。“今まで通りの自分”に固執するのではなく、おしゃれできれいな“新しい私“をめざすことが、病気や治療に元気に向き合うためのパワーになる、と信じてください。
監修:ビューティ&ライフスタイル ディレクター
松澤 章子