お金・働く編の調査概要
「乳がん患者さん400名の生活ニーズ調査」で、「がんになって辛かった・困ったこと」のなかで「もっとも辛かった・困ったこと」として比率が高かったのが、「治療や生活に関連する費用がかさむ」、「雇用者により不本意な離職・退職を余儀なくされる」、「収入が減る」でした。
収入と仕事にまつわる経験が切実な悩みとして、上位を占めていることがわかります。
お金と仕事の悩みは、生活に直結するため深刻になることが多いことが結果からも読み取れます。また、ご本人を取り巻く職場環境や雇用形態・社会保障制度の種類によって、解決方法も非常に異なってきます。
私自身も乳がんの経験者です。働き続けていくうえでは、情報を集め制度や仕組みをうまく活用することや、職場でのコミュニケーションをいかに図っていくかが大事だと、自身の経験からも思います。
焦らず、ひとつひとつ解決策を見つけていきましょう。
監修:特定社会保険労務士 藤田 久子