治療と仕事の両立支援:復職後

復職をしました。仕事と治療を無理せず両立したいです。

1「治療と仕事」、どちらも大切です

休んだ分を取り戻そうと、ついつい頑張り過ぎてしまうことはありませんか?
あなたの体力と気力に余力を残しながら、まずは3週間、そして3ヵ月と、無理のない働き方を心がけましょう。気持ちの面、体力的な面で思っている以上の負担も予想されるので制度を上手に活用し、治療と仕事を両立することが大切です。
もしも利用できる制度がない場合は、希望する配慮を人事担当者にお願いしてみましょう。
一方で、「通院などは業務に最も支障が少ない時間(朝一番や夕方など)にする」、「通院が終わった時には必ず職場に連絡を入れる」など、あなたにできる周囲の人たちへの配慮も心がけましょう。

利用可能な社内制度

  • 通院治療
    • ・年次有給休暇
    • ・積立休暇
    • ・短時間勤務制度
    • ・時間単位、半日単位の有給休暇など
  • 働き方の一時変更
    • ・短時間勤務制度
    • ・フレックスタイム制度
    • ・在宅勤務
    • ・マイカー通勤 など

2周囲とのコミュニケーション

これまで築いてきたキャリアを無駄にしないためにも、上司を始め、周囲の人たちと積極的にコミュニケーションを取り、特別扱いではない配慮をしてもらうために「今できること」をきちんと伝えるなど自分から情報発信することも大切です。
その上で身体の調子に合わせて、勤務時間、勤務場所、業務内容や業務量について相談するようにしましょう。

みんなの声

副作用や後遺症への対応

  • ・ホットフラッシュ(ホルモン療法の副作用)
    扇子や制汗シートが役立ちました。スカーフやカーディガン、上着の重ね着で体温調節をするとよいですよ。
  • ・リンパ浮腫(手術後の後遺症)
    手術後、手術側の腕にむくみの症状が出ました。弾性スリーブ、弾性包帯などで圧迫してケアしました。医療用は高額ですが、後日申請することで健康保険から一部払い戻しが受けられます。リンパ浮腫外来などもありますが、まずは担当医に相談してみることをお勧めします。
  • ・職場でのウィッグ
    ウィッグは、蒸れが気になります(夏場は特に気になります)。休憩室やトイレなどプライベートが保たれる場所で、ウィッグを外してこまめに汗を拭きました。この時、手鏡を携帯しておくと、トイレの中でスタイルを確認できるので便利です。
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